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回想録 =団旅東北開設で23年振りに東北へ=(東北支部:佐藤克夫さん 埼玉県在住) 投稿日:2018.06.17

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今回は、埼玉県所沢市在住の佐藤克夫会員に寄稿をいただきました。団旅東北の開設に当たり23年ぶりに東北で勤務され、現在は所沢市で企業の顧問としてもご活躍されておられます。

現役時代の佐藤克夫さん

私は、東京オリンピック(1964年)の年に石巻営業所から首都圏勤務となり、1987年6月新設の団旅東北支店長で実に23年振りに故郷での勤務となりました。同年4月1日には国鉄改革(分割民営化)を迎えており、東京では臨時全国支店長会議が開催されていました。当時越谷支店長だった私は、仙台支店長の渡辺真一さんが「仙台地域の商圏・市場をより的確に把握し、顧客の維持・固定化と新規顧客開拓に邁進する」との主旨の決意表明に感銘しました。そして、着任後に自分のやるべきミッションはこれだ、3年以内に完結させようと決意したのでした。

新支店の経営を軌道に乗せるには、全社員が新支店のミッションの意義を共有出来るかが鍵となります。その実現に向けては、上司と部下、同僚間の壁を越えたコミュニケーションの活発化が必要と思い、風通しの良い支店作りを目標としました。開設当初はミッションが何かも良く理解されておらず、また社員も寄せ集めで、社員間のコミュニケーション不足が大きな課題となっていたからです。 

このような状況を打開するには、通常では思いつかない、皆がびっくりするような事をやろうと考え、カラオケ朝礼を実行する事にしました。各課のグループメンバーが集まり、替え歌を作り、全体朝礼の日に全社員で唱和するのです。また、社員の意識高揚とお客様へのアピールを図る目的で、男子社員にエンブレム付き添乗用制服を(オーダーで)制作し着用させました。支店開設1周年には、河北新報夕刊全4段にリーダー以上の社員の顔写真入りの広告も掲載しました。

営業活動の面については誌面で表現できないほど数多くの思い出がありますが、1988年開催のソウルオリンピックに仙台空港からチャーター便を飛ばした事、1989年には宮城県日・華親善協会訪台団を手掛けた事などは忘れられません。しかし、一番苦しかった思い出は、同年に『虚妄の学園』として発売された雑誌への対応でした。私は、この問題が発生した時から、お客様の立場を徹底して守ると言う決意で対応しておりました。数か月後に学園に呼ばれ、理事長と二人きりの部屋で『もう良い、今まで通りお付き合いするよ』と言われた時は、不覚にも涙を流してしまいました。

1989年には、営業拠点の新設個所として古川営業所を団旅東北の乙営として開設しました。また、東北にもMICE専門会社が必要との思いから『東北コミュニケーションズ』の設立を提言し、関係個所を粘り強く説得して設立に漕ぎ着けました。そして3度目の故郷への転勤はその東北コミュニケーションズでした。自分が提案して設立した会社が発足以来赤字続きでした。責任を取りたいと考えて転勤を願い出たのです。着任後は、新規事業としてインバウンド事業に着手し、マーケットを台湾に求めました。ツーウェイチャーターの必要性を提案し、仙台―台北チャーター便が実現しました。漸く赤字解消が見えてきた段階で退社を決意しました。

最後に、勤務した職場が新会社や新設支店とそれぞれ課題を抱えていた事から、課題解決を優先し諸先輩や同僚の皆さんの貴重なご意見や忠告に正対する事無く、不快な気持ちにさせてしまいました未熟さを、紙面をお借りしてお詫び申し上げます。ご指導ありがとうございました。

平成29年9月8日 佐藤克夫 77歳

本年3月上野公園で在京旧団旅東北メンバーとのお花見会

 

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