病院に行く時、お薬手帳忘れずに持参していますか? 薬局で薬を処方して貰う時お薬手帳を忘れると3割負担の場合で40円高くなる事知ってますか?

      

    

定期的に薬を服用しているBOB会員も多いことだろう。掛かり付けの医者に処方してもらい、掛かり付けの薬局で薬をもらってひと安心。ところが支払い段階で、「お薬手帳は?」と聞かれたことがここ最近増えていないだろうか。

 通院する時に診察カードと健康保険証を持参することは身についていようが、薬局にお薬手帳を持っていく習慣はほとんどないだろう。ところが、2016年4月から、薬局にお薬手帳を持っていくと、500円の薬学管理料が380円になるようになった。3割負担だと40円安いわけだ。制度がある以上利用しない手はない。みすみす余分に支払うのもシャクだ。しかしお薬手帳はだいたい忘れる。そこで登場したのが、お薬手帳のスマホアプリだ。

 病名は分かっていても、薬の名前は覚えていないことが多いだろう。病院で服用している薬名を聞かれた時や、緊急時または旅先で服用薬を調べる時に役立つ。紙のお薬手帳を何冊も保管する必要が無く、家族全員の薬の管理ができる。調剤時間の予約もでき、家庭の医学を掲載しており健康管理にも役立つ。さらに、シールでもらいお薬手帳に貼っていた薬のデータは、薬局を通じデータベースに保管されているので、スマホが故障しても、機種変しても大丈夫という優れものだ。アプリが使えない一部の薬局がある一方で、アプリは日本調剤などのチェーン店専用のものを始め30種類ほどある。冒頭に示したのは一例だ。 殆どのアプリにはQRコード読み取りソフトが自動的に組み込まれ、薬と共に渡される明細書のQRコードをスマホカメラで読込み内容を保存するという流れが多い。 中にはスマホ画面を薬局で見せると薬局のパソコンデータをそのまま読込保存するというさらに手間要らずというものも有るようだ。 薬局によりお勧めのアプリが違うので、まずは掛かり付けの薬局に訊いてみよう。

 細かい話だが私達が支払う金額には薬剤料の他に、調剤技術料や前述のとおり薬学管理料なる費用が含まれている。薬を受け取る時、服用していて体調変わり無いかとか前回から内容が変わりましたね・・とか簡単ながら説明を受けてる筈だが抜かりなく料金を払ってると云う訳だ。この薬学管理料がお薬手帳を持っていない人、またはその薬局利用が6ケ月以前だと500円、お薬手帳を持っていて且つ前回から6ケ月以内なら380円になり、その差額120円の3割負担40円が支払額の差に表れると云う事だ。 掛かり付け医院ならぬ掛かり付け薬局の方が40円倹約できるという事になる。