9月10日(月)山形県村山市「そばやかた樽石」で9月例会を開催しました。

9月例会は、今が見頃の「そばの花」を観賞しながら“最上川三難所そば街道”の一つ「そばやかた樽石」を会場に16名の参加で実施しました。

仙台地区は、仙台駅前9:15発の新庄行の特急バスに乗車し、10:41村山駅前で下車。既に駅西口には福島・会津・天童から自家用車で集まっており、バスで到着した皆さんは自家用車4台に分乗しました。今回初めての参加は、福島の須田幹雄さん、仙台からは渡辺武郎さん、それに地元天童からは大山静さん(旧天童支店に勤務したOB)でしたが、皆さん久しぶりにお会いする方が多く懐かしそうに話が弾んでいました。

仙台を出た時は雨模様で肌寒い天候でしたが、村山駅に到着してからは日差しも出てきて気温も上昇し、皆さん気分も晴れやかに出発です。車は最上川を渡り、クアハウス碁点温泉を右手に見ながら葉山の麓を目指して進みます。30分ほどで樽石集落が見えてきて目指す「そばやかた樽石」に到着しました。“そばやかた”の名前の通り大きなお屋敷で、玄関を入るとお座敷4部屋が客席になっていて、すでに2組ほどお客様が入っていました。私たちはご主人の案内で、その客席の更に奥の“蔵座敷”に案内されました。蔵座敷は明治からの建物と言うだけあって、中の調度品も年代物で中でも階段箪笥がひときわ大きく存在感がありました。皆さんそれぞれお蕎麦を注文しましたが、ほとんどの方が「板そば」に天ぷらを付けて注文されたようです。お料理が出るまでの時間を利用して、例会を開催しました。

本日の例会場の説明や今日の日程の説明をした後、次回10月例会「会津山都新そばまつり」の内容を会津の五十嵐さんから説明をいただきました。各自注文のビールや日本酒、更に差し入れの「出羽桜」もいただきながら歓談してると、揚げたての天ぷらが出てきて、お待ちかねの「板そば」も数人ずつですが運ばれてきました。お蕎麦は近くの湧水「いたや清水」を使って打ったそば粉9割の手打ちそばで中太の蕎麦でした。皆さん量の多さに「小板そばでも良かったか」と驚きの声。人数が多いので全員に行き亘るのに30分ほど掛かったかも知れません。その頃になって急に蔵座敷の中まで聞こえる大粒の雨の凄まじい音。それを聞いて皆さんじっくり腰を据えて蕎麦と向き合っていました。かれこれ1時間半も蔵座敷の中でゆっくりと食事を楽しんだ後、玄関に出て集合写真を撮りました。

 

その頃には雨も小降りになって、昨日(9/9)「そば花まつり」が開催された富並地区へ車で移動します。この地区は減反になった田んぼに転作で「ソバ」を植えていますが、その中でもそば畑が一面に広がっている所に車を止めて各自写真に収めました。

 

そこから次の「最上川美術館」までは5分程でした。最上川をこよなく愛した画家真下慶治氏(最上郡戸沢村出身)が、最上川を見おろす高台にアトリエを構えた所が今は記念館・美術館になっています。美術館の中庭からは、真下慶治が描いたそのままの最上川のゆったりとした風景を眺める事が出来ます。私達も館内の見学後は最上川を一望する喫茶室で珈琲を飲みながら暫し歓談をしました。

 

見学が終わってからは「道の駅村山」に立ち寄りバスの出発時間まで買い物の時間としました。

 

しかし、途中雨の為見学時間が短かった事もありバス時間まで大分時間がありましたので、佐藤利喜弥さんの手配で急遽希望者には東根温泉での入浴タイムを追加する事にしました。一部経路を変更して山形経由で仙台に戻る方もいましたので、今回はここ「道の駅村山」で解散する事にしました。仙台組は、入浴後に東根温泉(公立病院前)からの特急バス乗車となりました。お疲れ様でした。(畠山 記)


<参加者・敬称略>: 16名
鈴木正利、五十嵐伸一、須田幹雄、石黒秀雄、渡辺武郎、長谷川健二、佐藤茂雄、齊藤 修、渡辺仁美、前田健二、古川秀一、河越和夫、鹿野美枝子、佐藤利喜弥、大山 静(OB)、畠山 廣

<次回例会案内>

次回は、10月14日(日)喜多方市“山都新そばまつり”と「会津ほまれ・雲嶺庵」(庭園見学と試飲)見学を日帰りで実施します。ご案内は既に8月22日の「蕎麦愛好会通信」でお知らせ済みですが、再度メールに添付しましたので9月30日まで畠山宛申込下さい。

尚、「歩こう会」は10月21日(日)~22日(月)1泊2日で「奥会津の秘湯柳津温泉と喜多方を訪ねて」を計画しています。申し込みは磯貝理事にお願いします。

【BOB蕎麦愛好会事務局】 畠山 廣