ある時、何か光が眩しく、ぼやけて見えるので、これはと思い診てもらうと、白内障がだいぶ進んでいるとのこと。すぐに処置した方がよいと言われ、即座に手術の予約をした。
 「簡単、10分くらいで終わる」とか聞いていたので、楽な気持ちで入院、車椅子で手術室へ。すると、2人の先生が来て手術開始。
固定された目に光と何かが突き刺さってきて、思わず首と手に力が入り、固まってしまった。水晶体を交換するのだが、その間水をじゃんじゃん流し入れられ、目の奥から頭の底に圧がかかり緊張。すると「左を引き出して結んで」とか言っている。大丈夫かなと引きつっているとやっと終了。50分くらい、トイレの我慢も限界、久々の恐怖でした。
 もっと怖かったのは、スキューバダイビングでのことだ。ガイドの後から私達数人の一般参加者が横一列で泳いでいた時、前を横切る人がいて、私のレギュレーターを蹴飛ばして外してしまった。あら‼と思ってガイドの方を見たら、すぐに気づいてマウスを戻してくれた。水が詰まった管をフッと吹くと何事もなく呼吸できた。
 実は、事前の説明で「気持ちが悪くなって、もどしたらどうするの?」などと質問する人がいて、「その時はフッと息を吹き出せば大丈夫」と教えられたのだが、何気なくそれを覚えていたのが良かったのだ。パニックにならず、よくぞ無事に‼ 感謝でした。