趣味と生き甲斐探し  さきたま 関根 勝二さん

昭和㊱年日本交通公社に入社、平成⒕年に退職しました。退職にあたり、退職後のライフスタイルについて社から指導がありました。その時、「今後の生活設計を書いてください」と言われましたが、私は何も考えていなかったので、大変ショックでした。
そこで、何か身に付き、永続性のある趣味はないかと洗い出し、書道を習うことにしました。ただ、決められた時間に塾に行くのが嫌だったので、通信教育にし、7年かかって師範免許を取得して、卒業しました。
また、体を動かすことをしたいと思った時に、ちょうど吹き矢同好会が設立され、早速入会しました。しかし、程なく開かれた協議会では㉕名中ブービー。いっそ辞めようと思いましたが、そこで奮起し、練習に励み、日本スポーツウエルネス吹き矢協会の公認指導員資格を取得しました。
今までの経験で気がついたことは、何事も中途半端にせず、永続することにより生き甲斐へと変革していくということです。
そして、皆様にはここで改めて吹き矢をお勧めしたいと思います。手軽で健康に良く、仲間同士交流があり、年齢に関係なくできるので、ぜひ吹き矢同好会にご入会ください。お待ちしております。歓迎、歓迎、歓迎!

ポストコロナもツーリズム  京葉 田部井正次郎さん

コロナ騒ぎの中、やはり旅行観光のことが気になります。「集いツーリズム」を提唱する者にとって3密は最大の敵。それは「会場に人が集まり、フェイスツーフェイス(F2F)で議論する」会議など、コンベンションを根底から否定するからです。
今、国内外でほとんどの会議やイベントが中止、またはオンライン開催に切り替わっている中、8月⒚日から東京お台場のホテルで日本感染症学会が開催されました。「感染症の新時代を拓くー探求する心を誇りとして」をテーマに掲げてF2Fで開かれたものです。政府に3密政策を薦めた当の学会が自らその禁を破ってF2Fで開いた会議の意義は大きい。喫緊のコロナ問題の解決に向け、オンラインでは済ませられないためで、IT技術がいくら発達しても「人と人が会う必要性、会うことのメリット」を実証したものです。
旅行では、大前研一氏が3密を避けた「人生百名所」プランを提唱しています。リタイア後、全国好きな所を旅して老後の人生を充実させれば、国内旅行の消費を2倍に増やせる、という説は傾聴に値します。
人間の根源的な欲求である旅と集いのニーズは不滅であり、パンデミックの早期終息を祈るばかりです。

テレワーク夫との日常  湘南 岡野早百合さん

年下の夫は週2回テレワーク。自分の書斎で、リモート会議もしています。有休がたくさん残っているらしく半休を取り、「夕メシ食いに行こう」などと言います。平日、夕方の湘南の潮騒も気持ち良く海の見えるレストランへ。メニューを見る夫は、「これにしよう」とコースメニューが4つの中の一番安いものを注文。私は思わず一番高いコースを自然に注文するところでした。夫が出張中の時は友人といつもこのレストランで迷わず一番下の高いコースを食べていましたので。危ない、危ない。
お昼からの半休を取った夫と昼食に出かけたことも。「東京タワー近くのレストランで食事してから、ゆっくりドライブしよう」などと言います。ナビで思わず高速にタッチしようとしたら「近いんだから一般で行こう」と。私は1人の時は必ず高速なのに。私を誘わなくていいからね。テレワーク、やだ、やだ