いつものひとり旅、今年は4月13日から4月24日までケープタウン・ビクトリアフォールズと巡って来ました。今回の航空会社はエティハド航空、中東のアラブ首長国連邦の航空会社です。エティハド航空を選んだ理由はマイレージ加算と価格、往路にセーシェルと復路にアブダビでトランジットがあり観光できることが決め手でした。でも良いことばかりではありません。成田~アブダビが11時間30分、アブダビ~セーシェルが4時間40分、セーシェル~ヨハネスブルグが5時間、ヨハネスブルグ~ケープタウンが2時間。途中セーシェルで1泊したこと、ケープタウンまでの航空機が大幅に遅れたことで搭乗時間だけで24時間。ほぼ自宅からまる3日かかって到着しました。

セーシェル、エデンアイランド

外務省の危険情報では南アフリカはレベル1になっており殺人・強盗が多いのでガイドブックでは絶対に一人歩きしないようにと書いてあり、いつもはあまり治安に気を遣わないのですが、もしものことを考えて今回は外務省の旅レジと言うものに登録していきました。

ビクトリア・アルフレッド・ウォーターフロント

4泊したケープタウンは素晴らしい街でした。340万の人口を抱えている都会で、ショッピングモール・ホテル・レストランが林立する「ビクトリア・アルフレッド・ウォーターフロント」。近郊には「ステレンボッシュ」など有名なワイナリーが沢山、周りは海なのでロブスターやオイスターなど、シーフードを愉しめます。自然も豊かでケープ半島巡りではペンギン・オットセイ・ハイラックス等の動物との出会いがあり、「喜望峰」では天気に恵まれ、たいへん綺麗な海が望めました。南アフリカは植生も豊かで独特のワイルドフラワーで有名です。「カーステンボッシュ植物園」では、残念ながら現地の季節が秋で綺麗な花は散っていました。

ケープペンギン

カーステンボッシュ植物園

一番の目的地「テーブルマウンテン」が強風とか霧のためロープウェイが止まりやすいと聞いていましたが、3日間とも快晴で杞憂に終わりました。イースター休暇とあって、チケット売り場では40分以上も並びましたが、65名乗りのロープウェイは一気に1086mのテーブルマウンテンの頂上へ、頂上からは大西洋・ケープタウンの街並・ケープ半島が一望出来、大満足の一日でした。

テーブルマウンテンからロベン島を望む

ケープポイント

翌日は市内の街歩き。五角形の城壁に囲まれた「キャッスルオブ・グッドホープ」東インド会社の農園「カンパニーズ・ガーデンズ」2万年前の岩絵で有名な「南アフリカ博物館」カラフルな色の建物が並ぶ「マレー・クォーター」などを徒歩で巡りました。危険だと言う地域は立ち寄りませんでしたが、ケープタウンの街歩きを楽しむことができました。季節は日本と逆の南半球…10月のイメージでいたのですが気温は連日30°を越え「キャンプス・ベイ」「クリフトン・ベイ」等の海岸では海水浴客で大賑わいでした。暑さがカラダに応え途中帽子を購入したり、後半はバテてしまいました。

キャッスルオブ・グッドホープ

ケープタウンからヨハネスブルグを経由しビクトリアフォールズへ。ジンバブエ・ザンビア・ボツワナの3つの国境沿いにあります。夕方ザンビア川でのサンセット・クルーズ…2時間あまり船の上から動物をのんびり眺め、翌日はボツワナのチョベ国立公園へ。国境で出入国検査を受けると直ぐに国立公園です。最初にチョベ川の「ボートサファリ」ワニやカバが間近で眺められます。午後からは「ゲーム・ドライブ」チョベはゾウの宝庫…親子のゾウがクルーザーの目の前を横切ります。キリン・インパラ・バッファローと写真の材料には事欠きません。

ゲームドライブ

ウォーターバックの親子

チョベ インパラ

ビクトリアフォールズ3日目、迫力満点の滝を散策します。雨季の後で4月は水量の多い時期…カッパを借りたのですが、途中からはシャワーと言うより土砂降りでビショ濡れになりカメラもダウンしてしまいました。午後はヘリコプターに乗り、ビクトリアフォールズを空から真上から眺め堪能しました。

ビクトリアフォールズ

ビクトリアフォールズの上空からの眺め

翌日、昼の便でヨハネスブルグへ、さらに夕方の便でアブダビへ。アブダビで15時間ほど待ち時間があり、ホテルを確保してアブダビの街歩き…「エミレーツパレスホテル」は王族の豪華ホテル…「金粉カプチーノ」は一杯2,000円以上していました。アラブのオイルマネーが注ぎ込まれている「グランドモスク」は昼と夜に2回訪れましたが、シャンデリアから絨毯から床の大理石までとにかく素晴らしいの一言でした。

エミレーツパレス

グランドモスク

今回は航空券はもちろんホテル・現地ツアーなど全てインターネットで手配しました。カードの支払いが上手く進まない等一部ありましたが、しっかり手配されていました。外貨もタクシー用には以前に残していたドルを利用し、現地通貨は空港にてATMで確保しました。手数料を支払ってもATMがお得で便利でした。

毎年、毎年あちらこちらでテロが起きていて日本人が安心して行くことの出来る街が少なくなって来ましたが、地図を眺めながら次なる街歩きの都市を探したいと思います。

宮崎 和彦