馬頭温泉は宇都宮から普通電車で二駅先の氏家から車で30分ほど東に走った茨城県との県境に近い那珂川のほとりの温泉郷です。温泉はアルカリ度の高いヌルヌル透明で、温泉で養殖したトラフグ料理が名物です

まず「いわむらかずお絵本の丘美術館」に行きました。14ひきのねずみシリーズで有名な絵本作家のいわむらかずお先生の美術館です。展示された絵本や原画を見ながら今では40代になった子供たちに絵本を読み聞かせていた若かりし日々が思い出されました。

懐かしい絵本「ねずみのでんしゃ」です

次に紅葉の名所「乾徳寺」に行きました。室町時代に開基された曹洞宗の禅寺です。山門は武茂城の表門を移築したもので県指定文化財に指定されています。紅葉が建物や石仏などに映えて美しいお寺でした。

山門は武茂城の表門を移築したもので県指定文化財に指定されています

近くの「馬頭院」によりました。1217年に創建された古刹で水戸光圀により十万石の格式を授与され朱印寺となった格式のあるお寺です。境内にはたくさんのサクラ、ツバキ、ボタン、ツツジ、モミジなどの花木が多く「花の寺」としても親しまれています。

左の古木は光圀公の植えた枝垂栗で県の天然記念物に指定されています

最後に「鷲子山上神社(とりのこさんじょうじんじゃ)」に参拝しました。県境が大鳥居の中央、並びに奥の御本殿の中央を通るという全国でも珍しい神社です。御祭神は、天日鷲命(アメノヒワシノミコト)といわれる鳥の神様で、古い時代よりフクロウが大神様の御使い・幸福を呼ぶ神鳥として崇敬され「フクロウの神社」と呼ばれています。多くのフクロウ像があり、パワースポットとして全国より多くの方々が来山されているそうです。

日本で一番大きなフクロウ

宿泊した「南平台温泉ホテル」は那須連山から日光連山に落ちる夕日が美しい宿でした。温泉で養殖したトラフグのコース料理をいただきました。玄界灘の荒海で育ったものと比較すると身のしまりが今ひとつですが美味しくいただきました。

動画版(3分30秒)