会員だよりに 関東支部 曽我和恵さんの「30年ぶりに訪れた白保の海」が掲載されました

4年前、京葉倶楽部の世話人で、関東支部の理事だった夫正男を亡くし、それを機にBOB会に入会させていただきました。夫は退職後、市政参加、自然保護等、様々な運動を通じて、地域の方々と交流を深め、充実した時間を過ごしていました。そうした活動の一つに、在職中から係わっていた「白保の海を守る会」がありました。5年前に完成した新石垣空港は当初、世界に誇るサンゴ礁の海、白保を埋め立てて建設する予定でしたが、その計画に反対する活動をしていました。30年前、夫と白保を訪れた時、岸壁でゆったり夕涼みをする地元の方達に出会い、穏やかで美しい海を絶対に守らなければと強く思いました。署名、カンパ、裁判等、地元の方々や国内外の市民団体と共に30年間頑張った結果、計画は白紙撤回となり、白保の海は守られました。この夏、孫と白保を訪れ、当時サンゴ礁保護を願う人達が集まった民宿に行き、女将に思い出話をお聞きしました。海では、シュノーケル初体験の孫が白保の海に魅了され「水族館よりきれい」と歓声を上げていました。この海を夫と再訪できなかったのが残念です。