支部たより・会員たよりに 関東支部にいがたの高橋博さんの「熟練」に関する一考察が掲載されました

 熟練をネット辞書で調べると、十分な経験を積んで巧みにできることとあるが、熟練の技、巧みの技など技術的なものに使用されることが多い。
 JTB卒業後、金属洋食器など金属加工製品で有名な燕市で3年お世話になった。様々な熟練の技を見て回ったが、基本的な技術を習得し独り立ちできるまで10年、熟練といわれるにはさらに長い期間を要する。
 スポーツの場合は、技術的な面はもちろん、これにメンタル要素が加わり、さらに勝敗が絡んでくる。野球であればチャンスに適打が打てるか、ゴルフでは先日開催されたソニーオープンの松山選手のショットのように、勝負を決する超熟練の感動ものの一打もある。
 私自身も昨年の冬季間、プチ熟練を試みた。新潟の冬は雪でゴルフは休止だが、家の中で樹脂製の球を使って短いアプローチ練習だけを3ヵ月続けた。1日150球1ヵ月で4500球、3ヵ月では軽く1万球オーバーとなった。この訓練のお陰で平均スコアは約7打短縮。冬季訓練を継続すれば、計算上はあと2年で憧れの70台に突入するはずなのだが……。