JTB山北栄二郎社長を囲み社長懇談会を開催!

BOB会本部第1回理事会終了後、社長懇談会が開催されました。

日時:2022年5月31日16時~17時
場所:JTB本社会議室

JTB山北社長から、JTBグループ2022年度3月期の決算概要と、JTBグループの中期的事業戦略、短期的な対応方針が説明され、本部理事から意見や質問が表明されました。

山北社長からは

①コロナ関連の受託事業等旅行以外の売り上げが伸び、売上高は前年比5%増加した。一方、緊急コスト削減等により販売管理費は13.2%減少した。
②その結果、営業利益赤字は前年の976億円から49億円へと縮小できた。
③本社ビルやJTBベネフィット等の売却等で特別利益を248億円計上した。
④これらの結果、285億円の当期純利益を残すことができた。前期の1,052億円の赤字から1年で黒字化を実現でき、中期経営計画フェイズ1の目標である「最終利益黒字化」を達成し、回復・成長への基盤づくりができた。
⑤コロナ関連事業はこのまま続くことはないが、今回の事業獲得を経て行政機関との関係がさらに強靭なものとなってきた。
⑥企業や各種団体の会議やイベント運営などの業務が2019年度比8%増となるなど、事業領域の拡大が図れた
⑦旅行の回復は想定より進んでいないが、海外旅行やインバウンドの再開という明るい兆しが出てきており、今年度はツーリズム関連の売上高の大幅増加を見込んでいる。
⑧CO2削減の取り組みを進めている航空会社や宿泊機関の利用を企業等に勧めるなど、脱炭素への取り組みも強化する。

等の説明がありました。

理事からは、

①1年での純利益黒字となり、様々なご努力に敬意を表する。
②業界や企業ブランドが毀損しているように見受けられる。
③個人旅行で店舗削減、インターネット強化が進められているが、内容を含め果たして十分か。

等の意見が出され、山北社長から積極的に取り組んでいく旨の発言がありました。