関東支部から 会員たよりが掲載されました

想い出は甦る  孝学 美彦さん(京葉)

私は少年時代から大の映画好きで、大分前からTVで放映された映画をDVDに録画しておいたら、名作・話題作・自分の好みの作品のコレクションが、1500本以上にもなった。一方、旅行や山歩きに加え、日常の生活や、母校や会社の仲間達との交流の写真も膨大な量になったので、これも思い立って、全てデジタル化することにした。始めてみると、その時々の様が、次から次へと現れてきて懐かしく、なかなか作業がはかどらない。このコロナ禍で旅行や交流の機会がほとんどなくなっている今、写真の整理でたっぷり思い出に浸り、それに飽きたら、懐かしい古い映画を観る。その頃がまた思い出される。もう、こんな楽しいことはない。思い出をたくさん作っておいて良かった。作ってくれた仲間達にも感謝している。ただし、身体を動かす機会がめっきり減り、筋力が著しく衰退してしまったことが大問題になってきた。やはり程々に動き、程々に出かけ、程々に古い仲間と会って、一献酌み交わしながら、他愛もない、が共通の話題で盛り上っていることが、いかに大切なのかを痛感している昨今である。現在83歳になったばかり。まだ遅くない。

我が家の娘  村松 勝巳さん(常磐)

んにちは、常磐倶楽部村松です。早いものでOB生活8年目になり、私の1日の生活をご報告させていただきます。朝はどんな天気だろうが5時に起き、1時間半の犬の散歩から始まり夜まで5回外に出ます。昨年7月より、我が家の3代目になるロトワイラー1歳1カ月の女の子を飼っています。名前は「檸檬」、わがままで元気な子です。今までの2匹(ゴールデン・バーニーズ)と違い、引きが強く散歩に苦労します。ただ手はかかりますが、愛くるしい顔が近所ではかなり評判の子で自慢です。これからも元気で長く付き合いたいので、健康に留意して熱い夏を乗り切りたいと思います。全国の愛犬家の皆さん、これを機会に色々なことで連絡を取りたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。それでは皆さんお元気で!

23倶楽部世話人会からのお願い  岩月 光司さん(東京23)

東日本大震災の年にJTBを退職しBOB会に入会、しばらくは名ばかりの会員でしたが、7年前に『鎌倉七福神巡り』に参加したのが運のつき。「世話人やってみない?」の甘い言葉に誘われて1年経てば光栄にも世話人代表に。コロナ感染が始まるまでは年間7~8件のイベントを催行してきましたが、ここ3年程は軒並み取り消し。中でも一番残念だったのは、五輪イヤーにドームホテルで予定していた設立⒛周年記念懇親会の中止で、約90名の申し込みがあっただけに大ショックでした。さて今年度はそろりとイベントを始めています。今年からは次の4シリーズに的を絞っていきます。①我が街紹介シリーズ②花シリーズ③学芸シリーズ④史跡巡りシリーズ、さあそこで、皆様にお願いです。『我が街紹介』に名乗りを挙げてみませんか? 皆様がお住まいの処で自慢のできる景色、神社仏閣、食べ物などをいくつか組み合わせて街歩きを企画してみませんか?ご連絡をお待ちしております。追伸、『サッカー少年』は今だ健在です。⒔歳から始めて60年蹴り続けています。さすがに走力、キック力は落ちましたが、生涯現役を目指します。来月には中東カタールでW杯。日本は予選リーグでドイツ、コスタリカ、スペインと対戦。極めて厳しいですが、必勝祈願いたしましょう。

僥倖な話…松本清張さん   安西 美津子さん(湘南)

戦後77年、テレビで松本清張特集が放映され、懐かしく見た。現役時代に担当した仕事の一つに『JTB旅行文化講演会』がある。松本清張さんを講師にとの希望が九州営業本部からあり、早速ご自宅に電話を入れた。電話口で「君いつ来る?」「明日以降ならいつでもいいです」「明日午後に」と。当時、電話・FAXのやりとりがほとんどで訪問は珍しいこと、興味津々で伺った。2時頃到着し、応接室に通された。お茶と高級な和菓子を前に、諸々の説明をし、講演を快諾いただいた。席を立とうとしたら、「ところで、あやちゃん、今何してる?」一瞬戸惑ったが戸塚文子さん(雑誌『旅』の編集長を務め『点と線』を世に出した)のことではないかと思い当たり、「一緒に働いたことはない大先輩なので、現在のことは知りません。調べてお返事します」と申し上げると、「うん、うん」と勝手にうなずいておられ、立とうとすると奥に「コーヒー」と呼びかけ、立とうとすると「ケーキ」、立とうとすると「西瓜」、それも4分の1程はありそうな量で出てきた。しかも、清張先生は全てムシャムシャ召し上がるので食べないわけにはいかず、お相伴してしまった、と言うよりは、させられてしまった。そして、合間には「あやちゃん、今何してる?」を繰り返される。4時半頃やっと辞去して、駅のトイレに駆け込んでしまった。帰社して当時の出版事業局の友人に戸塚文子さんのことを問い合わせ、翌日清張先生にお知らせし、念のために手紙も書いた。その折、友人から聞かされた清張先生観は、「清張先生は大物過ぎて、今は訪ねる編集者も文春と朝日の2人くらいと聞いているから、寂しかったのよ。そこに若くもない女が行って、知ったかぶりの話を始めたから、先生も乗ってしまったのではないの? これは僥倖(ぎょうこう)と言うのよ」とのこと。講演当日は、出発から帰宅まで文春の編集者が付き添ってくれた。帰りの福岡空港ではハイヤーの到着から搭乗まで特別室に案内された。JTBとしては何ら特別のお願いをしていないにもかかわらず。家の方(かた)から「通常謝礼は振り込みでいただくのですが、寂しいらしいので、できるなら現金で渡してほしい」との希望があったので、熨(の)斗(し)袋(ぶくろ)でお渡しした。福岡空港で、ご自分で辛子明太子を買いたかったらしいのでお伴をしたところ、少し厚みのある熨斗袋をポケットからいきなり出した時の売り手の小母さんの〝目マン丸顔〟が今でも忘れられない。『点と線』・・・あやちゃん、松本清張さん、お神酒徳利の仲と言われた親友、伊崎恭子という点が繋がった、遠い昔の話です。

人生下り坂最高! 宮田 孝之さん(ときわ路)

JTBを平成年に退職し、その後は行政関係団体で農家民泊などの体制整備に取り組んできました。それも令和2年に退職し、第3の人生を歩み始めたところです。ることは、①健康保持のために働く ②お小遣い程度を稼ぐ ③地域との関わりを持つです。具体的な取り組みとしては、昨年、地域の方々と地域活性化を目的とした一般社団法人を立ち上げました。事業の内容は、行政からの受託事業、「奥ひたちきららの里」での植栽事業等で、BOBの先輩方にもお手伝いをいただいています。その他の取り組みとしては、子供達の農業体験の受入、行政と連携した里山の環境保全や整備事業等です。趣味としては、マラソン(タイムは下がる一方)、ゴルフ(下手くそ)、競馬(当たらない)です。特に競馬は、JRA宮田厩舎(息子)のお馬さんを応援しながら楽しんでおり、菊花賞に出走した愛馬「ドゥラドーレス」を阪神競馬場に応援(結果は4着)に行ってきました。人生、競馬で言えば第4コーナー! 最後の直線ですが、これからが人生の山場。人生下り坂最高!!

ピアノ連弾 岡野 早百合さん(湘南)

ピアノ連弾。それも夫と。定年退職まで、仕事、子育て、家事と夫の顔をマトモに見る時間もなく過ごしました。夕食を作っている時、子供達がピアノ連弾を練習していました。そのピアノの音色にいく度も涙を流しました。ピアノの音色は仕事の辛さや苦しさを全て消し去ってくれました。夫も私も幼い頃ピアノを習っていましたが、大人になるにつれて仕事に追われ、忘れてゆきました。こうして、夫と2人で連弾でピアノを弾く時間が来るなんて考えてもいませんでした。パソコンにも精通している夫に色々教えてもらっています。パソコンもとても楽しい。夫はまだまだ現役で働いており、私は昼ピアノの練習をしています。さあ、今夜の夕食は夫の好きなちらし寿司、煮物やお吸い物を作りましょう。

 

BOB会と私 山田 武久さん(武蔵野)

私は2013年にBOB会の理念『会員の親睦とへの支援』に惹かれて入会しました。 武蔵野倶楽部への初参加は、翌年初めの顔見せ会でした。武蔵野のメンバーは酒好きとは聞いていましたが、昼間の宴ながらカラオ ケまで飛び出し、現役時代の上下関係には全く縛られない様子に驚くとともにひと安心しました。現在私は武蔵野倶楽部の世話人として、年に数回、主に多摩地区の散策会に携わっています。これが実に面白い。地形を横軸に歴史の縦軸を加えると多摩の豊かさがより鮮明に見えてきます。毎回世話人仲間の博学ぶりにも驚いています。しかし、悩みもあります。親睦活動の参加者の漸減と、世話人の高齢化です。若い会員の参加が待たれますBOB会の活動のあり方について意見を寄せていただき、これからもBOB会活動が活発に発展していくことを願っています。