会員だより:「調べ学習」のすすめ (武蔵野 大沼 一夫)

 今回は、私の趣味のひとつである「調べ学習」についてご紹介します。
 私が住んでいる八王子市には、中央図書館の支援を受けて平成16(2004)年に発足した「調べ学習」の会があります。会の活動内容はいたってシンプルで、自分で好きなテーマを決め、図書館にある資料で調べ、発表するというものです。現在、およそ50人の会員がいます。
 地域の公共図書館に行くと閲覧席でメモをとっている方を何人か見かけます。まさに調べているのです。でも、この人達のほとんどは、調べが終わった後は何もしません。せっかく調べた成果は誰にも知られることはありません。本人の努力は報われないのです。
 私達の活動では、調べた後で発表する場があります。同好の仲間の前で成果を発表することができます。また、レポートにまとめて図書館に提出すると、他の仲間の分と合わせてレポート集を発行してくれます。
 「調べ学習」は高齢者に最適の趣味だと思っています。テーマを考える、図書館に出向いて資料を探す、プレゼンテーションの準備をする、レポートを作成する、など脳の活性化や足腰・手指の運動になります。皆さんも「調べ学習」を始めてみませんか。調べたことをレポートにまとめてご家族や友人に読んでもらってください。レポートは手書きでもいいのです。字数の多少は気にしないでください。考えるのは後です。まずは始めてみましょう。
 「調べ学習」を詳しく知りたい方はBOB会事務局までご連絡ください。追って、大沼からご連絡を差し上げます。