カルチャー・地元を知ろう「渡良瀬遊水地と周辺」 9月27日(木)ご報告
(支部だより12月号掲載)
今回は、「知っているようで意外と……」という事で県南の渡良瀬遊水地とその周辺を取り上げ、9月27日(木)に17名で実施致しました。
先ずは、野木町にある「野木町煉瓦窯(旧下野煉瓦=シモレン)」です。
明治の近代化に伴い日本の煉瓦建築を支えた煉瓦窯はホフマン式輪窯で、唯一原型をとどめており、1979年に国の重要文化財に指定されています。 ホフマン式輪窯⇒1856年にドイツ人のホフマンが発明した大量生産に適した連続窯。
次に、「渡良瀬遊水地」です。
渡良瀬川・巴波川(うずまがわ)・思川の3河川が流入しその広さは33㎢(山手線内側半分相当)あります。 渡良瀬川源流にある足尾銅山からの鉱毒を拡散させないという重要な目的の他に、首都圏を守るための、水量の調節・飲料水の確保を目的とした平地ダムでもあります。またラムサール条約(湿地保全の国際条約)に登録され、湿地特有の植物・鳥類・昆虫などの保護と育成に活動が盛んに行われています。
最後は「3県境界点」です
3県が一点で交わるところですが、河川でもなく・山岳地でもなく、田園の農業用水路にあるという事で、ここの栃木・群馬・埼玉の3県の県境点は大変に珍しい処です。最近マスコミやTVの番組でもよく取り上げられています。さて他には何処が……
当日は生憎の小雨模様でしたが、煉瓦窯も遊水地もボランティアガイドがついて下さり、
参加者はそれぞれを理解し満足での解散でした。