2018年7月4日(木)、代々木上原駅に集合、総勢27名です。

  まず、駅からすぐ近くの『古賀政男音楽博物館』へ。「古賀メロディー」と呼ばれる数々の名曲を残した昭和歌謡の作曲家の記念館です。代々木上原の私邸の一部が移築されており、日本歌謡史についての展示と、1000曲以上の古賀メロディーの試聴や、カラオケの録音も出来る、「見て・聞いて・歌える」博物館です。

次に、本日のメインの『東京ジャーミィー・トルコ文化センター』へ。やはり代々木上原駅のすぐ傍で、日本最大のモスクです。ジャーミィーとは金曜日礼拝堂の略とのこと。1938年に建てられた「東京回教礼拝堂」の老朽化により、2000年に、オスマントルコ様式で建て替えられ、トルコ文化センターが併設されました。尖塔は小田急線の車内からも見えます。
  案内は、早稲田在学中に調査隊の一員としてスーダンに滞在してムスリムの村に接し、その後、出版社勤務を経て、イスラミックセンター・ジャパンの設立に参画された下山茂さん。モスクには野鳥のための巣箱を備えているという説明から始まり、お土産のナツメヤシのドライフルーツや礼拝用絨毯の案内、もちろん、イスラム教やモスクの歴史などもお話しいただきました。その後、礼拝堂の中を見学、時間が全く足りませんでした。

モスクの中も写真撮影OK。祈りを捧げている人もおり(正面がメッカの方向)、さすがにフラッシュを焚いていいかとは聞けませんでした。この日は、たまたま立ち寄られた、このモスクの設計者にもお会いできました。
モスクを後にして暫く街中を歩き、『日本民藝館』に向いました。前日は30度を超える暑さでしたが、この日は薄曇りで、少し風があり、散策には適した日でした。
『日本民藝館』は、「民藝」という新しい美の概念の普及を目指した民藝運動の本拠として、柳宗悦によって企画され、1936年に開設されました。閑静な住宅街の中に在り、旧前田家の邸宅だった駒場公園に隣接しています。日常的に用いられる工芸品の「美」を顕す品々が展示されています。
さて、東京大学の駒場キャンパスに向います。

昼食は、駒場キャンパスにあるフランス料理『ルヴェ ソン ヴェール橄欖』、シャンパンなどの飲物一杯付、貸切です。「ルヴェ ソン ヴェール」とはフランス語で「グラスを挙げて」、「橄欖」はオリーブのこと。昔ここにあった一高の校章がオリーブだったことにちなむ名前です。
レストランは2階ですが、1階は同じ経営の学食とのこと。今時の学生は贅沢なのです。

料理は、見た目も美しく、味もなかなか美味しかったのですが、その為か、写真を撮るのは完全に忘れました。昼食後、本日のツアーは解散です。駒場公園に行かれた方、東大駒場博物館を見られた方、キャンパス内のカフェでお茶された方など様々ですが、一部は、東京ジャーミィーの下山さんに東京の五色沼と勧められた「一二郎池」(本郷の三四郎池に対して)へ。ただの池でした。