8年前に世界文化遺産となった富岡製糸場と絹産業遺産群の4個所を巡りました。
 9月20日、高崎駅前7時40分、18名の参加者で出発。訪問4個所には、心強い解説員をお願いしました。1個所目は下仁田町の山中にある『荒船風穴』。夏でも2度前後の低温が保てる自然風穴を利用した日本最大の蚕種貯蔵施設跡。2個所目は皆様もご存知の『富岡製糸工場』。生糸の大量生産技術を誇りました。3個所目は『高山社跡』。繭の増産と品質向上を目指した養蚕教育機関(学校)。4個所目は伊勢崎市の『田島弥平旧宅』。良質な蚕の卵生産のため、瓦屋根に換気設備を取り付けた近代養蚕農家の原型。明治維新後の近代文明開化の人々の熱意が伝わる文化遺産巡りの一日でした。
 台風14号が通過中で、ほぼ雨の中での遺産巡りでしたが、解散の頃には雨も上がり、全て良しとなりました。ご参加いただいた皆様のご協力に感謝しつつ、無時帰途につきました。  (塩野 記)

高山社跡前にて