当季雑詠 ○印12月 ◇印1月

○年の瀬や患者あふるるクリニック
◇客を呼ぶ声朗々と年の暮
          大庭 英雄
○朝が来て白一色のクリスマス
◇山茶花の尚鮮やかに石畳
          田中 君子
○いち押しのまねき看板冬の京
◇初仕事まずはルーペを探しをり
          森木 茂子
○ポインセチア躊躇することなく真っ赤
◇半衿をうすむらさきに初鏡
          高宮 澄子
○鷭(ばん)の水脈(みお)白く樹影を崩しけり
◇寒稽古畳鳴りけり背負い投げ
          安田  彰