石巻の秘湯「追分温泉」・宮城の明治村登米市を歩く
日本酒を極める第三弾【日高見 平孝酒造】を実施しました
期日:2019年11月8日(金)~11月9日(土)
東北支部歩こう会は、カメラクラブ・釣友会と合同企画で年6回「お花見」・「竹の子堀り」・「さくらんぼ狩り」・「トレッキング」・「1泊2日旅行」等実施しています。また、「東北の地酒は旨い」・「酒は量から質へ」酒豪のメンバーからの強い希望があり「日本酒を極める旅」を今年新しく年3回企画しました。第一弾【出羽桜 山形県天童市出羽桜酒造】・第二弾【浦霞 宮城県塩釜市株式会社佐浦】で実施しました。
当日は「香水・オーディコロン等の匂いの出る化粧品はつけないように。また、前日と当日の朝は納豆を食べないように」と平孝酒造の杜氏さんから事前に見学注意を受けて旅行出発。東日本大震災から8年、「復興のトップランナー」と言われる女川町を視察。2015年オープンした女川町復興のシンボル「海が見える公園の町シーパルピア女川」で震災パネル・地元市場ハマテラスを見学後女川駅の足湯に使ってのんびりと。
<写真①:足湯のある女川駅をバックにシーパルピアで、歩こう会は幹事の悪運が強くいつも晴天である>
石巻市に戻り名物“石巻焼きそば”で昼食のあと、今回の旅のテーマ「日高見 平孝酒造」見学。まだ30代と思われる小鹿杜氏の案内で酒蔵見学、普段見学ができない日本酒の製造過程を直接見学、詳細に説明いただいたあと、さすが名うての酒豪から鋭い質問が飛び交い日本酒を極めたつもりになり、その後杜氏秘蔵酒を試飲させていただきしっかり“日高見党”になった。
<写真②:「日高見」平孝酒造の前で酒を極める前に記念撮影>
<写真③:平孝酒造で小鹿杜氏さんから仕込んだばかりのもろみの前で“酒を極め中”、このタンク一つから2,000本の酒ができると聞いてびっくり!!>
今宵の宿は「石巻の秘湯追分温泉」、樹齢500年のカヤの木で作られた浴槽にどっぷりつかり休憩の後宴会に臨んだ。既製品を一切使わず素材を重視した南三陸の新鮮な海の幸を盛り込んだ自慢の料理(刺身13点盛り他17品)と石巻の地酒“日高見”“墨の江”でカラオケ・ダンス三昧、3時間半の大宴会となった(仲居さんの声がなければエンドレス模様)。「いい酒は二日酔いしない」酒豪の話のごとく前夜の酒宴の傷跡もなく朝からさんまの塩焼きをおかずにたらふく宮城米を満喫。
<写真④:夕食の刺身盛。クジラ・アワビ・蒸しほや等13種類、これで一人分>
<写真⑤:夕食、刺身盛りの他あとから穴子の天婦羅などが追加され全部で17品、魚好きにはたまらない夕食膳であった>
<写真⑥:お世話になった追分温泉の社長(石巻観光協会副会長)と一緒に記念撮影。二日酔いなどなく全員すがすがしい顔で旅立ちである。前夜の宴会は日高見・墨の江等3升、燗酒20本・ビール15本・焼酎とウイスキー各1本飲んだと聞いている。もちろん深夜まで酒宴は続いた>
登米市では腹ごなしに市内散策をし、昼食の登米市名物“うな重”をビール片手に堪能した。
<写真⑦:登米市「東海亭」のうな重をビールと共に。昨日の疲れをうなぎで回復>
最後は留守宅に対する罪滅ぼしか「いしのまき元気市場」で大量?の海産物をお土産に買って石巻を後にした。「地酒・温泉・海鮮料理・うなぎ」と中身の濃い2日間であった。参加者から「第四弾はどこか?」との強い意見が出た。
今回の教訓 「いい酒は二日酔いなし」
「酒は大吟醸を語る前に純米・吟醸酒!」
「酒は飲んでも飲まれるな!量より質!」
「日高見(ひたかみ)・浦霞(うらかすみ)、酒の名前は濁らない
ように濁点がない」
「近年、杜氏は若返って伝統を重んじながら新しい発想で酒造
りをしている」
最後に 東北の地酒は旨い!東北に名酒あり! 東北地酒の旅にお越しください。
2019年12月26日投稿 <佐藤(勇) 記>
<参加者>前田健二・佐藤茂雄・若林秀敏・髙橋 翕・樋口富子・白鳥きゑ子・磯貝辰男・阿部善幸・佐藤勇一