はじめに
巡礼ツーリングは昨年の2回目で終わりにするつもりであったが、「出川哲朗の充電させてくれませんか・四万十川遍」をテレビで見て、走りたい気持ちを抑えきれなくなり3回目を企画。四国を東西に分け、1回目は徳島・高知・愛媛の約40ケ寺を回りながら、アプローチのルート上にある徳島県美馬市脇町の「うだつの町並み」と、四万十川の桜並木と沈下橋をめぐり、高知・愛媛の桜の名所を10日間で回る予定でスタート。しかしながら想定外の寒さで中断となった。
3月20日(日)
自宅を出る時からいつ降り出すかわからない天気で、防寒を兼ねてカッパを着てスタート。小雨が降ったり止んだりで、高速道路を四国に向けてひたすら走る。セローは山道や林道に強いが、車体が軽いので高速道路では横風で車体が揺れ、明石海峡大橋を渡る時は特に横風が強く怖かった。
3月21日(月)
1番霊山寺から順に札所を回るが、10番切幡寺は取り付道路から寺への登り口までお祭り屋台が並び、通行止めになっていて歩くと時間がかかるので飛ばし、11番藤井寺を回って安楽寺宿坊へ戻る。
3月22日(火)
昨夜から降り出した雨は降り続き、小雨になるのを待って11時頃出発。高知到着時間の都合で美馬市脇町を目指す。岐阜県美濃市にもよく似た「うだつが上がる町」があり、どちらも歴史を感じさせてくれる。バイクの奥に見える堀のような所には昔は吉野川が流れていて、白い建物の所は船着き場だったとのこと。
3月23日(水)
朝は青空が広がるが次第に曇り空に変わり、雲が厚くなるとポツポツと雨が落ちてきた。高知市内の札所はどこも境内には桜が咲き春を感じさせてくれる。昼すぎには四万十町を目指して高知自動車を走るが途中から本降りになり、寒さに耐えながら3回目の宿泊となる37番岩本寺へ到着。隣の部屋がポップアートのシーターズルームで、予約客到着前に写真を撮らせてもらう。
3月24日(木)25(金)
朝から天気が良く、川沿いに咲く桜を見ながら中流域の岩間沈下橋、下流域の高瀬沈下橋、河口に一番近い佐田沈下橋を渡り、四万十川沿い約100Kmを走る。道の駅四万十大正の「石の風車」、城の形の資料館(中村城跡)等、現役時代には訪れることのなかった所も回り、先の天気を見越して中断し25日に帰宅する。