一般に言う、ゴーカートと違い、レースのためのマシンです。一人のりで125CCの 2サイクル、水冷エンジンで1分間に最高13,000回転します。実際のスピードは時速100Kmオーバーですが、車高が4~5Cmと低い為、体感速度は、だいたい2倍の約200Kmぐらいになります。走行中のコーナーでの横重力は2~3G(体重の2~3倍)程度かかります。専用サーキットで全長740mのコースを連続でレースでは、20~30周を走ります。レース中はかなりきついです。選手間どうし安全、危険回避のために、座学と実地の試験を受けて専用ライセンスを取得し、参戦出来ます。レースに関しては、F1と同じくらい規則は非常に厳しいです。ライセンスは国内Cから国際Aまであり、私は運よく国際Cまで取得できました。

私がカートを始めたのは51歳からで超遅咲きカーターでした。モータースポーツの世界を全く経験なしで17年前、甥の誘いで岡山県の東にある和気の中山サーキットに見学に行ったのがきっかけでした。私にはワクワクする気持ちが湧いてきて、さっそく福山にある河上レーシングシステム(KRS)にお世話になることにして、1年間オーナの指導のもと、猛練習を重ねて、やっと2006年3月にレースデビューが出来ました。

コース上のグリットに各車予選順に並び、スタートの瞬間が最高に高揚します。そしてレースを完走してチェッカーフラッグをうけた時は何とも言えない充実感です。

地方選手権 全日本選手権を5年間出場して成績は2位表彰どまりでしたが、その後レースをした仲間が成長して国内での本格的なカーレースで活躍しているのをテレビなどで見ては楽しんでます。

私は、現在マイカートで楽しみながら1ヶ月に1回程度、中山サーキット趣味で走ってます。もし、レーシングカートに詳しい方がおられましたら、ご意見ご感想を頂ければ幸いです。

お爺さんカーター 髙戸 慶祐


サーキットでのレースでスタート直後!