ー2023年11月22日「九州支部秋季日帰りバス旅」を実施!

 九州支部では、2023年11月22日(水)、秋季日帰りバス旅を実施しました。今年のバス旅の行き先は、7年振りの世界遺産のまち長崎でした。  
 当日はまさに小春日和で、『秋から冬に成る頃の小春日和は、忘れ難い、最も心地の好(よ)い時の一つである。島崎藤村 「千曲川のスケッチ」』の詩を思い出す1日でした。
 今回は、西鉄観光バスで福岡・佐賀地区から18名+長崎地区会の皆様6名、合計24名で長崎中華街入口のJALシティ長崎ホテル内「桃苑」で本格中華コースでの懇親会食となりました。

 会食会は、長崎地区会理事の/掃守純朝さんからのウェルカムメッセージを頂戴した後に、今回の団長・宮本忠則さんからのご挨拶と乾杯のご発声でスタートし、女性11名+男性13名の24名で過去から未来まで幅広い話が満開でした。また、JTB長崎支店長から紹興酒の差し入れがあり、みんなで美味しく頂きました。ありがとうございました。

長崎地区会のみなさんとの楽しいひと時

今回は半数が女性のみなさんでした

中華街玄武門前で記念撮影

宴たけなわの会食も中締めを早原聖子さんに締めて頂き、その足で中華街の新地橋に全員で集合し、「長崎新地中華街玄武門」を背に記念写真を撮り、その後世界文化遺産の外海(そとめ)歴史民俗資料館に向かいました。

出津協会堂の風景

外海の丘の中腹にある歴史民俗資料館で現地ボランティアガイドの松川さんに合流し、出津(しつ)教会堂から旧出津救助院の集落群を全員元気に、ゆったりのんびりと小春日和の中に相応しい時間と場所を案内いただき、全員年齢を忘れて観光出来ました。

旧出津救助院へ黙々と歩きました

出津救助院を見学

1549年(戦国時代)にイエズス会宣教師フランシスコ・ザビエルによってはじめて日本にキリスト教が鹿児島に上陸し、以後滞在2年余のうちに平戸や外海で伝道に励み、500人以上が洗礼を授かったそうです。その後、豊臣秀吉や徳川家康による禁教令でキリスト教が弾圧を受け、ここ外海地区は隠れキリシタンの地として時代を経て現代に生き続けています。因みに1600年頃には日本人布教者は60万人に達したと伝えられて、当時の日本の人口は約2500万人と言われ、キリスト者の割合は今日より高かったと言えます。

沈黙の碑の前でハイチーズ

沈黙の碑」:「人間がこんなに哀しいのに 主よ 海があまりにも碧いのです」(遠藤周作)

私達が到着、或いは出発すると予約の修学旅行生のバスが発着、騒ぐ声もなく静かな団体で特に訪問中の長野県の女子高校生の品格が際立つ見学・研修時間が印象的でした。  
 日帰りバス旅の限られた時間で、外海にある『遠藤周作文学館』や『みちの駅』に寄る事はできませんでしたが、事故・怪我・病気ひとつなく無事に帰る事が出来ました。参加された皆さん今度は、12月15日の親睦忘年会でまたお会いしましょう。

感動的な大村湾の夕日

 今回、旅のお世話は、JTB福岡支店/佐藤絵美子さんにして頂きました。楽しい旅を有難うございました。

文章:黒田光信さん、写真:大竹愛昭さん