離島の面白さに気づいたのは退職後…石垣島をベースに高速船で各島々を日帰りした、あの爽快さが引き金でした。北の礼文から日本海側の島々を経て五島列島、さらに種子島から波照間島まで踏破することを狙っています。  
 各島々に魅力は溢れていますが、他愛もない季節島の舳倉島(へぐらじま)は印象深かかったです。また、南・北大東島と小笠原諸島は全てに「島!」を感じました。島の魅力はもちろんですが、船中泊で島に向かう一昼夜は、まったりと時間が止まり、水平線に沈む太陽、染まる夕焼け、真っ暗な天空に輝く星、そして空と海が朝焼けの一色になるのを見る醍醐味は捨てがたい魅力です。
 大東島は上陸方法に憧れ選択。島は船が接岸できる港湾でないので、船客は起重機につり上げられた「鳥籠」に乗せられ乗下船させられます。それを体験したいため、那覇から一昼夜の船中泊を選びました。波が荒ければ接岸せず、下手すれば那覇に戻ることもある離島のスリルと運試しでしたが、無事「鳥籠上陸」を果たせました。
 今一番行きたいと狙っているのは、外国のような名前の吐噶喇(とから)列島です。⑫の島々のうち、有人の7島への上陸です。定期船利用ですと2週間以上かかるので、2泊3日で巡る、ある秘策で対処しようとしていましたが、コロナ禍で実施されず臍を嚙んでいます。体験できた暁には、また会員だよりで報告したいと思います。

コペペ海岸(父島)にて