震災の後、学校の生徒や職員から寄せられたささやかな募金を気仙沼市役所に届けたことがあります。一面の住宅地跡のその中にポツンとあざやかな色の漁船が取り残されていたのを覚えています。今回東京から8時間車を走らせて、気仙沼に着いてみると、まだ町は復興途中で、いたるところで工事が続いていました。もちろん漁船が撤去されたことはニュースで知っていましたが、復興のイメージは自分漠然と考えていたよりまだまだ時間がかかると実感しました。


南三陸町【語り部ツアー】
朝8時30分発60分コースに乗りました。激しい雨の中、集合時間にホテルの玄関に行くと大型バスが既に一杯で、補助席に座りました。


南三陸町 震災遺構・町役場の鉄骨
町役場の2階で、最後までマイクを握って住民に避難を呼びかけ続けて・・・そのまま亡くなった女性の話をききました。「そして、結婚を秋に控えたその女性だけでなく、隣には交代で放送を続けた、さらに若い男性の職員がいたことも私たちは忘れません。」


鳴子♨岸こけし店
当主が亡くなって、もうこけしはつくってはいないそうです。お店には話好きのおばあちゃんがいて、昔のはなしを沢山してくれました。


鳴子温泉 日本こけし館
おそらくは人間国宝級の匠。先人の特徴あるデザインを復刻して作るのだそうです


車窓からの月山
鳴子から山寺に向かう道の正面に真っ白な月山が見てきました

山寺・立石寺
一時期は外国人が多く訪れて・・という話があったようですが、この日は実に静かで、蛙の声が聞こえていました。

笹谷峠のぼけなし観音
山形蔵王のエコーラインに乗ろうとしましたが、噴火警戒情報がでていて、通行不可。そこで、山形高速道路に廻ったら、笹谷峠の入り口の側に、なんともありがたい観音様がいらっしゃいましたが、朝早かったので外からお参りしてきました

宮城蔵王
麓の牧草地から振り返る蔵王はまだ真っ白でした


那須高原の藤城青治美術館
美術館への小道にはこんなお迎えが