支部だより・会員だよりに 関東支部京葉の三谷唯則さんの歴史を感じる宿 が掲載されました

現在私は、契約した旅館やバス会社の総合案内所で、JTBを中心に、営業活動をする仕事をしており、今年11月で丸13年を迎えます。そんな仕事の中、会員施設で歴史を感じる宿を1つご紹介しましょう。
 栃木県湯西川温泉「本家伴久」です。350年の歴史のある老舗旅館で、夕食会場に行くのに、四国徳島の〝かずら橋職人〞により造られた〝かずら橋〞を渡ります。
今では珍しい囲炉裏(かさ上げした椅子席)で会席料理を楽しむことができます。
 その「本家伴久」の玄関横に、今でも現役で活躍している赤い丸形ポストがあります。聞くところによると県内現役最古の丸形ポストで、戦時中この形のポストのほとんどが武器に加工されたため、現存するのは全国に10台のみだそうです。投函口の「郵便」の文字が、左からではなく右から書かれていることでも100年以上の歴史を感じます。今年4月、現役郵便局員とOBにより、製造当時のきれいな赤色と、投函口は金色に塗り替えられました。
 また湯西川温泉では、毎年1月下旬から2月下旬、冬の風物詩となっている「かまくら祭」があります。河川敷では、日本夜景遺産にも認定されたミニかまくらに、蝋燭の火を灯した幻想的な輝きを楽しむこともできます。昨今コロナ禍で各種イベントが中止になっていますが、収束しましたら、ぜひ出かけてみてください。